お知らせ
2020.06.18
大阪府北部地震から二年を迎えて
大阪府北部地震から二年を迎えて
2018年(平成30年)の大阪府北部地震から二年を迎えました。同地震によって亡くなられた方々に衷心よりお悔やみを申し上げます。また昨今のコロナ禍の中、医療の最前線で感染症に立ち向かう医師や看護師をはじめとする、医療従事者の皆さまに対し、心より感謝申し上げます。
私ども両会では、大阪府北部地震以降、安心・安全なブロック塀を広めるため『正しい施工』の普及に尽力しております。ブロック塀は、設計者や施工者の力量によって安全性が大きく左右されることから、私ども両会は昨年度、ブロック塀に携わる関係者を対象に『ブロック塀安全セミナー』を各地のエクステリア展示会場で実施、さらに群馬や仙台、高松でも独自にブロック塀安全講習会を開催して参りました。
今年も各地のエクステリア展示会場でセミナーの開催を計画しておりましたが、今回の新型コロナ感染拡大に伴い展示会の開催が断念されたため実施には至りませんでしたが、事態の収束状況を判断して引き続き安全講習会を開催したいと考えております。
ブロック塀は、屋外で風雨に晒されることから経年劣化を避けることは出来ません。いくら正しい設計や施工を行っても定期的なメンテナンスや診断は必要です。劣化を放置したブロックは、内部の鉄筋が腐食している可能性があります。そこで公益社団法人日本エクステリア建設業協会(JPEX)が実施する『ブロック塀診断士』に、定期的に診断してもらうことで安心・安全にも繋がりますので是非、相談頂ければと思います。
ブロック塀には、プライバシーの確保や火災時の延焼防止、昨今問題となっているブレーキの踏み間違いによる車両衝突時の被害の軽減など様々なメリットがあります。
私ども両会は、JPEXと共に連携を図りながら、安心・安全なブロック塀の普及に向けて今後も邁進して参ります。
令和2年6月18日
一般社団法人 全国建築コンクリートブロック工業会
会 長 栁澤 佳雄
全国コンクリートブロック工業組合連合会
理事長 町田 憲昭